2020年8月

協調的な作業:Yaleロボティクスソリューション

未来の労働力は、ロボットと人の共同作業 ― 果たしてそうでしょうか?マテリアルハンドリング産業では、それはすでに可能となっています。

2019年5月

電力ソリューション:リチウムイオンは最適か?

  • 多くの企業が環境への影響を重視するにつれて、マテリアルハンドリング作業で代替電力ソリューションの注目度は急速に高まっています。
  • Yaleは、内燃式エンジン、鉛蓄電池、リチウムイオン電池の広範囲なソリューションを提供しています。
  • リチウムイオンは、広範囲な産業で商業的に実現し、生産性の向上や総運用コストの低減に貢献しています。

電力ソリューション:リチウムイオンは最適か?過去10年間で、革新的なエネルギーソリューションは、マテリアルハンドリング産業を含む多くの産業にとってポジティブなディスラプションとして証明されています。その効果を期待できる適切な用途で使用することで、電動機器は効率性を向上し、時間やコストを削減することができます。Yale Europe Materials Handlingは、固有のニーズを満たすために業界専門家が最も最適なオプションを提示し、多様なソリューションに投資しています。

「どの電力ソリューションが最適かを判断する前に、お客様の用途を把握することが重要です」と最近開催されたLogistica誌の会議でYale製品マネージャー、ヴェロニカ・グラッソ(Veronica Grasso)は述べています。

「大切なのは用途を理解することで、企業側はリチウムイオンが最適なソリューションかどうかを十分検討すべきです。多くの用途では、鉛蓄電池は非常に機能し、現在でも最高の選択肢です。また、継続性や可用性が求められる作業、トラックを屋外で保管したり、高温や低温などの過酷な環境で使用する場合、当社の効率性に優れたディーゼル機器やLPG機器は現在でも優先的な選択肢です。

「しかし、環境への影響や総所有コストを重視する企業が増加傾向にあるという事実を考慮することが重要です。新しい技術を導入した電動トラックの増加に伴い、多くの企業は、より多くの用途での使用を検討しています」とヴェロニカは述べています。

最適なソリューションを特定

Yaleは、内燃式エンジンから完全電動駆動まで広範囲な電力ソリューションを提供しています。これらのソリューションのうち最も人気の高いソリューションの1つは、適切な用途で使用することで生産性を向上し、総運用コストを低減することができるリチウムイオン電池です。

「リチウムイオン電池の利用は、近年急成長を遂げています。数多くのお客様が、このバッテリー技術を商業的に実現しています。例えば、食品産業や医薬品産業では、化学成分漏出のリスクを低減し、自動車産業、小売業、物流産業では、マルチシフト体制での単一バッテリーの使用を最大限活用しています」とヴェロニカは述べています。

成熟したと考えられ、広く使用されている技術でも、「リチウムイオン電池は、従来の鉛蓄電池よりも効果的で有意な優越性があるか?」「年間の運用コストを大幅に削減し、高額の初期費用を相殺できるのか?」などと言う疑問を物流オペレーターは感じています。

実際は、ソリューションとデータとの単純比較では判断できません。必ずしもお客様のニーズとリチウムイオン電池の使用が一致するわけではありません。Yaleは、お客様の意思決定プロセスの間、用途に合わせた最高のソリューションを提示するために、課題や困難な問題に関する知識と理解力を活用したサポートやガイダンスを提供しています。

このような理由から、Yaleは、ニーズに基づき客観的に分析するために、倉庫に関連するデータの収集と現在使用しているフリートの使用状況をベースとしたアプローチを採用しています。Yaleでは、自社の業界専門家が最も最適なエネルギーソリューションを提示できるように、倉庫シミュレーションを作成することができます。

リチウムイオンの利点

リチウムイオンソリューションは、バッテリーの交換や切替が不要なため、マルチシフト用途での使用に最適です。従来、バッテリー充電用に使用していたスペースを保管スペースや生産用など、より生産的な目的で使用することができます。

「Yaleトラックは、急速充電とオポチュニティ充電でバッテリーの寿命に悪影響を及ぼすことなく、シフトの休憩時間に充電することができます。このように単一のリチウムイオン電池の動作範囲を拡張したことで、従来、複数の鉛蓄電池やLPG、ディーゼルを使用したトラックと同等の作業で使用することができます。

燃料駆動トラックに比べてコストが大幅に削減され、リチウムイオン電池の効率は、鉛蓄電池よりもはるかに高くなります。リチウムイオン電池は、バッテリー交換とメンテナンスにかかる時間を節約し、集中的な用途での総運用コストを削減することができます。

「リチウムイオン電池は、鉛蓄電池のように定期的に水を補給する必要がなく、実質上メンテナンスフリーです。さらに、50%放電時の充電サイクル数を鉛蓄電池の1,200回に対して、3,750回まで増加することができます」とヴェロニカは述べています。

イノベーションが急速に進化を遂げる中、マテリアルハンドリング産業の企業は、近い未来、どの電力ソリューションが実用可能となるかを判断するために、ソリューションの傾向をモニタリングすることが重要です。

「マテリアルハンドリング機器の電力ソリューションは、常に進化していることも十分理解しています。そのため、当社は常に今後のお客様のニーズを応えるために、継続的に電力オプションを開発し、新たな技術に投資しています」とヴェロニカは述べています。

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